個人情報のかたまり!エンディングノートの隠し方

      2016/05/29

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エンディングノートは、保険や財産の情報をしっかり書き込めば書き込むほど、置き場所に悩んでしまいますよね。悪意を持った第三者に渡ったら、全てを失ってしまうかもしれません。ここでは、エンディングノートの隠し方について、さまざまな方法をお伝えします。

家族にしか分からない「あの場所」がベストポジション

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同居を経験したことのある家族にしか分からない「あの場所」は、どの家庭にもあるものです。なぜか薬箱に通帳を入れている、とりあえず個人宛ての郵便物を入れておくウォールポケットに保険証や各種カードなども入っている、家電の説明書を挟む書類ボックスに保険の書類が混ざっているなど……心当たりがありませんか?

何気ない「家族みんなが知っている、意外と大事なものがある場所」が、エンディングノートのベストポジションです。

「それじゃ、隠れてないじゃない」と驚くかもしれませんが、用心して誰も知らないような場所に隠してしまうと、緊急時に思い出してもらえません。とっさに「大事なものならあそこにある」と思わせることが重要なのです。

より情報を守りたいものは、分冊して隠し場所を分けるとグッド

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「あの場所」に置くエンディングノートには、万が一家族以外の誰かに見られたとしても金銭的被害のないものを書くにとどめたいものです。緊急時の連絡簿や終末医療と介護について、また葬儀や墓の希望などなど。

保険や財産の情報は、より厳しく管理するため、できれば隠し場所を変えましょう。財産関係のことを詳しく書き込めるエンディングノートを新たに購入するか、手作りでノートを作って金庫などに保管します。

また、金銭的な問題とは別に、生前に見られてしまうとちょっと恥ずかしい項目もあるでしょう。家族への感謝のメッセージです。これも保険や財産の情報と一緒に金庫などへ入れておくか、家族一人ひとりに手紙をしたためて封をし、別の場所に隠します

1冊を「置き場所ノート」にしてしまうとなお良し

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緊急時に開くノートと、金銭的な重要情報のノートと、家族へのメッセージ。合計3箇所の隠し場所を伝えなければならないとなると、「ちゃんと覚えていてくれるのだろうか」と不安になる人もいるのではないでしょうか。しかし、その心配は無用です。隠し場所は、一つ教えるだけで済みます。

緊急時に開くノートに、他のノートや手紙のありかを書いておきましょう。うっかり第三者に見られたときにも、ワンクッションあることで大事には至らずに済むでしょう。できれば、「お母さんの引き出し」など家族にしか分からないような書き方をしておくと安心です。

PC内ならこまめなフォルダ管理を徹底する

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ダウンロードして使うタイプやUSBメモリなどのエンディングノートは、ひと手間必要です。自分のパソコンでしか見ることができないものが多いため、家族にはエンディングノートの存在と同時にパスワードを与えておかなければなりません。

パスワードを教えた時点でPC内のプライバシーはほぼなくなってしまうので、問題を感じる人は同居家族ではなく離れて暮らす親類に伝えるなど工夫をしましょう。

また、いつ自分のPCが開かれるか予測できないため、デスクトップは常にきれいに保ちましょう。また、エンディングノートのアイコンを目立つところに置いておくとよいでしょう。

いざというときにPCを開いた家族が迷ってしまわないような配慮が必要です。もっとも、これは関係のないフォルダをあちこち開けられないように誘導するためのものでもあります

まとめ

以上、エンディングノートの隠し方をお伝えしました。分冊が面倒であれば、思い切って財産の項目は白紙にし、正式な遺言書に集約させるのも良いでしょう。通帳の暗証番号などは、袋とじ形式や封書にしてノートに貼っておけば、うっかり流出するのを防げます。

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奥山晶子(おくやま・しょうこ)
奥山晶子(おくやま・しょうこ)
山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について紹介するライターへ。 著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。現在は葬儀や墓についての知識を足掛かりに、介護、相続、遺品整理など終活関連すべてについて勉強・取材・執筆中。

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