良い葬儀社を見抜く5つの方法~口コミだけじゃ足りない!

      2016/05/18


葬儀社を利用する機会なんて、一生に何度もありません。偶然、良い葬儀社に巡り合えればラッキーですが、そううまくはいかないものです。だからこそ事前に下調べして、最良の葬儀社を見つけておきましょう。ここでは、良い葬儀社を見抜く方法をお伝えします。

その1 地元の口コミ情報から評判の葬儀社を知る

AdobeStock_37597751s

広告や外見からは分からない葬儀社の良さは、地元の人が知っている

大手で有名なところであれば良い葬儀社でしょうか。一概にそうとは言い切れません。大手とは言えなくても、葬儀ホールが古めでも、良い葬儀社はたくさんあります。

外見からは分からない葬儀社の良さを知るには、地元の口コミを集めるのが一番です。口コミは多ければ多いほどいいですが、いくつかは喪主経験のある人から体験談を聞き出しましょう。会葬者として出席するだけでは見えないことが分かってきます。

口コミも、先入観による偏りがあることに注意

都市部や新しい住宅街ではさほどの差が見られませんが、地方では、しきたりに通じている地元密着型の葬儀社がより重宝される傾向にあります。逆に大手は敬遠されます。

ですから、地元民の多くが声を揃えて地元密着の葬儀社を推したとしても、それだけで即決することは賢明ではありません。あくまで候補の一つにとどめておきましょう。

その2 ホームページから葬儀社の得意分野を知る

b1a97d84f21fb13491980a099d30954e_s

「自分にとって良い葬儀社か?」をホームページでチェック

口コミを調べ、良い葬儀社として名が挙がった葬儀社について、インターネットで情報を得ましょう。

いくら評判が良くても、自分が考えている葬儀の規模や宗派にマッチした葬儀社でなければ、自分にとって良い葬儀社とは言えませんね。ホームページの作りを見れば、どのような葬儀が得意なのかを推察することができます。

地元密着型や安さを売りにしている葬儀社は、従来型のお葬式が得意

地域一番店、地元密着型の老舗であることを前面に押し出している葬儀社であれば、地域の人を多数呼ぶような従来の葬儀をするためにぴったりです。自営業の方などには良い葬儀社でしょう。しかし、流行の無宗教葬やこぢんまりとした葬儀は不得意かもしれません。

安さを前面に押し出している葬儀社は、従来の葬儀をするには比較的安価かもしれませんが、オリジナルさを求めている場合はかえって高くついてしまう価格の仕組みをとっている可能性があります。

提案する祭壇などに華やかさのある葬儀社は、オリジナル葬が得意

お花いっぱいの葬儀や無宗教葬など、オリジナルの葬儀を前面に出す葬儀社については、設立年度を調べてみましょう。やや若い葬儀社が多いはずです。喪主と葬儀社とが手を取り合って作り上げる思い出深い葬儀になりそうですが、地域のしきたりを重視し、全てお任せしたいという人にとっては、やや不安でしょう。

このように、自分がどんな葬儀を求めているのか、イメージを膨らませながら各社のホームページを見てみましょう。しっくりくるところと、そうでもないところに分かれるはずです。

その3 電話して対応の良しあしを知る

461

覆面調査のつもりで電話対応を厳しくチェック

ホームページを閲覧して葬儀社をピックアップしたら、パンフレットを取り寄せたい旨の電話をしてみましょう。

電話に出る社員を、実際に不幸があったときに電話に出てくれる人とイメージして、対応の柔らかさや丁寧さ、こちらの心情を汲んでくれるかをチェックします。分からないことがあればその場で質問をして、回答が迅速で誠実かを確かめるのもいいでしょう。

電話した時点で「なんだか嫌だな……」と思うようなことがあれば、その葬儀社は避けて正解かもしれません。でも、事前の口コミ評価がかなり高かったとしたら、少し我慢して次のステップに進みましょう。たまたま電話に出た社員が新人だったということもありえます。

その4 パンフレットの分かりやすさをチェック

まずはパッと見で判断する!

パンフレットを取り寄せて一番に見なければならないのは、高いか安いかではなく、分かりやすいか、この一点です。

実際に使う祭壇や棺の写真がないなどというのは論外ですが、プラン料金に含まれるものと含まれないものが明示してあるか、見慣れない単語については解説してあるかもチェックします。

見やすいパンフレットを提供する葬儀社は「安心」のプロ

葬儀社が提供するサービスのほとんどは、「安心」です。悲しみに暮れ、慣れないことばかりで不安がいっぱいの家族に安心してもらえるようサポートするのが務めです。

パンフレットを見た時点で「いざというときにここに頼めば安心だ」と思えず、「料金体系が良く分からない」などと混乱して不安を覚えるようになってしまったら、その葬儀社を利用するのは控えたほうがいいでしょう。

その5 実際に出向いて社員の身だしなみと対応をチェック

b379203a5985106be33a29992ce4d63e_s

サービス業として一流かを判断する

パンフレットを見て安心を得られるようであれば、電話して「事前相談に行きたい」と申し出ましょう。葬儀の担当者が、プランと見積もりを提示してくれます。多くは予約制のはずです。

葬儀社に出向いたら、担当者や他の社員の身だしなみがきちんとしているかを、まずはチェックしましょう。ネクタイが曲がっていたり、爪が伸びていたりなど、自分の身なりに構わない社員は要注意です。

葬儀社は究極のサービス業なのに、葬儀場の掃除が行き届いていないとしても、その社員が気づくことはないでしょう。

何より担当者の人柄を見たい

要望のヒアリングの仕方、プランの説明の仕方などに好感が持てるか、質問したら誠実な回答をしてくれるかをチェックし、「本当に葬儀をするとしたらこの人に任せられるか」を見極めましょう。喪主経験者が葬儀社に下す評価は、実際には担当者の人柄と対応にかかっていることが多いものです。

もしも後日、その葬儀社の終活イベントなどに参加することができれば、他の社員についても身だしなみや対応をチェックします。事前相談の担当者が、そのまま葬儀の担当者となるとは言えないからです。

まとめ

このように、5つの方法で自分にとって良い葬儀社を見抜き、自分も親族も100パーセント納得できる葬儀を行う第一歩を踏み出しましょう。できれば2社、3社と候補があれば、比較ができるのでおすすめです。事前相談で得た見積もりの見方については、また別の機会にお伝えします。

The following two tabs change content below.
奥山晶子(おくやま・しょうこ)
奥山晶子(おくやま・しょうこ)
山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について紹介するライターへ。 著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。現在は葬儀や墓についての知識を足掛かりに、介護、相続、遺品整理など終活関連すべてについて勉強・取材・執筆中。

 - 葬儀社の選び方