霊園見学で必ず質問したいこと6つ

      2016/05/30

「ここがいいかな」と考えて霊園を見に行ったはいいものの、見るポイントがよく分からなくて、感想がイマイチ持てなかった・・・・・・そうならないためにも、確認すべきことを事前に把握しておくことが大事です。ここでは、霊園見学で質問すべきことをお伝えします。

質問1「お盆やお彼岸には、駅から送迎バスが出ますか?」

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駅近くにある霊園は珍しいものです。徒歩で行ければ便利ですが、そうではないとき、見学者自身が車を出すことになるでしょう。「自分たちは車で行けるから平気だ」と思っても、免許のない配偶者が残されたり、高齢で車を出せなくなったりすることは大いに考えられます。

その都度タクシーを使えば問題はありませんが、もっと気軽にお墓参りができれば嬉しいですね。常時送迎バスが出ているような大きい霊園はありがたい存在ですが、そうではない場合も、お盆やお彼岸に限ってバスの運行を行っている場合があります。今後のために、聞いておきましょう。

質問2「トイレはどこですか?」

お墓参りは少しの時間で済むからと、お手洗いのことを意識しない人は多いかもしれません。しかし、暑いお盆の時期は特に体調を崩しがちです。お手洗いを含め、休憩所がどこにあるか、掃除は行き届いているかを確認しておきましょう。

質問3「お墓参りの道具はどこですか?」

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手桶やひしゃくが十分にあるか、水道は近くにあるかを確認しておきます。また、お花屋さんが近くにあれば、いつでもイキイキとしたお花をお供えすることが可能です。さらにお線香やロウソクを売る売店があれば、いつでも手ぶらでお墓参りに来られます。

質問4「人気の区画はどこですか?」

同じ霊園内なら、どこでも立地条件が同じというわけではありません。車いすで行けるような平たんな場所か、陽当たりは良好か、雨が降ったときに危険はないか、入口から近いか、トイレは近いかなど、さまざまなことを考慮してベストポジションをとるべきです。

しかし、一度にいろんなことを考えるのはやめましょう。その霊園で一番人気の区画が、間違いなくベストポジションです。人気の区画を聞いたあとでその理由も聞き出しましょう。きっと合点がいくはずです。

人気の区画へ実際に行ってみて、ピンとくるかどうかも重要です。賑やかではない場所でひっそり眠りたい、少し階段を上がっても見晴らしの良いところがいいなど、自分にとって譲れないポイントが見えてきます。

質問5「合同供養塔はどこですか?」

永代使用料と数十年分の年間管理料を一括で支払ってしまう非継承タイプの永代供養墓(えいたいくようぼ)を希望している場合は、特に質問しておきたい事項です。非継承タイプの個人墓である永代供養墓の多くは、33回忌や50回忌をめどに合同供養塔へ合祀されるタイプなので、本当の「終の棲家」は供養塔となります。

供養塔へ案内してもらったら、自分が半永久的に眠るところとして納得ができるかどうかを見極めましょう。きちんと管理されていなかったり、打ち捨てられているような印象がみられたりしたら、他のお墓がどんなに立派でも気持ちが暗くなりますね。

質問6「法事をしたかったら、どうすればいいのでしょうか?」

寺院墓地であれば、各寺院が法事設備といえますが、民間霊園は法事用の施設を備えているところと、そうではないところがあります。施設があれば、法要だけが可能なのか、会食もできるのかを確かめておきましょう。

もし、施設がない場合は、契約者がどのように法事を営んでいるかを聞いてみましょう。「近くの葬儀社のホールで行っているようだ」など、地元ならではの情報を得られます。実際に法事をする際のことを思い描き、手配しやすいかどうかを判断します。

まとめ

以上6つの質問で、霊園を漠然と見るだけではわからないことも具体的にチェックできます。もちろん、霊園やすでに建っている墓石の雰囲気が自分の好みに合っているかどうかが大前提です。パッと見て気に入ったら、順番に質問をしてみましょう。対応の仕方もチェックポイントのひとつと考えます。

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奥山晶子(おくやま・しょうこ)
奥山晶子(おくやま・しょうこ)
山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について紹介するライターへ。 著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。現在は葬儀や墓についての知識を足掛かりに、介護、相続、遺品整理など終活関連すべてについて勉強・取材・執筆中。

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