葬儀の規模を決めればダンドリはほぼOK!

      2016/06/02

お葬式の内容を決めたい、そう考えても、何から手をつけたらいいか分からないですよね。大丈夫、誰を呼ぶかを決めてしまえば、予算も内容もまたたく間に決まります。「ダンドリ八分」という言葉がありますね。規模を決めることが、ダンドリを決める大きなポイントです。

呼びたい人をリストアップすれば人数が決まる

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葬儀に呼ぶ人の構成要素は3つ、親族・友人関係・仕事関係です。3要素全てを呼べば「一般葬」、親族だけなら「家族葬」、葬儀をせず家族だけで見送るなら「直葬(ちょくそう)」となります。

ただし、家族葬といってもごく親しい人には参列してもらう、一般葬でも遠くの親戚は呼ばないなど、最近ではかなり自由に、喪主側が参列者を選ぶ傾向があります。

地域のしきたりや社会的立場により、どうしても呼ばなければならない人もいることでしょう。自分、もしくは親の葬儀に誰を呼びたいか、呼ぶべきかをリストアップします。

呼びたくないけど呼ばなければならない気がする人には、△マークでもつけておきましょう。あとで判断できます。

人数が決まれば「おもてなし」が決まる

さて、参列者の顔が見えてくれば、彼らへの接し方が見えてきます。「あの人たちは遠方から来るから、宿泊施設が必要だ」「人数が多いから、駅から貸切バスに乗り合わせてもらったほうがいいかも」といった、具体的なことを考えられるでしょう。

お葬式は、故人を送るためのものです。しかし、参列者に感謝を伝える場という意味も持っています。どちらも大事な要素です。「おもてなし」をどうするかは、葬儀のダンドリの多くを占めているといえるでしょう。

「移動」「食事」「宿泊」が、葬儀の「おもてなし」の3要素です。具体的にどのようなことが必要か、1日ごとにまとめてみました。

通夜前・・・臨終から付き添ってくれる親族の宿泊、食事

通夜の日・・・親族の宿泊、食事
親族の移動手段(安置場所から通夜の会場へ)
参列客の移動手段

葬儀・火葬の日・・・親族の宿泊、食事
親族の移動手段(火葬場~葬儀場)
参列客の移動手段

「おもてなし」が決まれば内容が定まる

地域のしきたりで、通夜を行わないところもあります。また、通夜をしない、葬儀をしないといった考え方も増えてきています。「おもてなし」について考えれば、臨終から通夜、葬儀・火葬にかけての流れが気になってくることでしょう。

喪主を経験した親族や知り合いと相談しながら、自分の地域と考え方にみあった葬儀の流れを組み立てていきましょう。

参列者が集まっているのは、葬儀社の持つホールでしょうか。それとも公民館、はたまた自宅……参列者の顔が見えれば、式場も見えてきます。仏式葬儀か、無宗教葬か、はたまたキリスト教式か、宗派もきっと頭の中では決まっています。

次について、頭の中に浮かんだ葬儀のイメージを書き出してみましょう。漠然としていて分からないようなら、葬儀社や親族と相談しながら詰めていきます。

葬儀の場所・・・葬儀社の持つホール、公民館、自宅、葬儀はしない など

葬儀の宗派・・・仏式、キリスト教式、神式、無宗教 など

儀式の内容・・・弔辞を読んでくれる人、お別れの演奏をしてくれる人 など

その他・・・料理や香典返しについての希望 など

内容が決まれば予算が決まる

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ここまで決まれば、葬儀社に見積もりを出してもらえます。決まっていないことがあっても、相談材料としてひとまず保留にしておいてかまいません。葬儀社は、決まっていないところについても、一般的なもので予算を組んでくれるでしょう。

見積もりは電話で取り寄せても構いませんが、いったん見積もりが出たら、次は葬儀社へ直接相談に上がりたいものです。迷っていることや疑問点などを携えて、担当者にアポイントを取りましょう。

なお、葬儀社の見積もりの見方は分かりづらい!葬儀の見積もり内容を理解する5つのポイントで詳しく解説しています。

一度出してもらった見積もりをもとにブラッシュアップし、できあがったものを葬儀の予算とします。葬儀には、他に宗教者への謝礼が必要です。また、お墓が整っていない場合には相応のお金が必要になってきます。全体的に考え、無理のない予算組みをしましょう。

また、葬儀社の選び方についてはカテゴリー「葬儀社の選び方」で詳しく解説していますので、ご参照ください。

まとめ

葬儀について具体的に考えるには、まず葬儀に来てくれる人の顔ぶれを思い浮かべることが肝心です。参列者をピックアップすることからはじめ、おもてなしや内容、予算と順番に固めていきましょう。

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奥山晶子(おくやま・しょうこ)
奥山晶子(おくやま・しょうこ)
山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について紹介するライターへ。 著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。現在は葬儀や墓についての知識を足掛かりに、介護、相続、遺品整理など終活関連すべてについて勉強・取材・執筆中。

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