葬儀の規模はどう決める?知っておきたい3つのステップ

      2016/05/24

葬儀社に問い合わせて見積もりを取ろうとすると、「ご葬儀の規模はどのくらいを想定していますか?」と、まずは聞かれます。「それが分かれば苦労しないよ」と、思わずこぼしてしまう人もいるでしょう。ここでは、葬儀の規模を決めるときの3つのステップをご紹介します。

ステップ1 「知らせなければならない人」のリストアップ

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まずは故人となる人の人間関係をおさらいしよう

葬儀に呼ぶ、呼ばないはいったん頭の外に置きましょう。葬儀に呼ばないにしても、故人の知り合いには逝去を伝えなければなりません。まずは故人となる人の人間関係をまとめてみることから始まります。

自分であればできるけれど、親のことは分からないという人は、親宛に届いた年賀状を見せてもらうのが効果的です。あるいは、最近の写真を見ながら「この人は誰?」と交友関係を聞き出すことからはじめても良いでしょう。

けっこう初めからハードルの高い作業ですが、ざっくりとでいいのです。「趣味の囲碁関係に数人、ゲートボール仲間数人、フィットネスクラブ数人」などと、ゆるく全体的に情報を集めておきます。

次に喪主となる人の人間関係をおさらいしよう

喪主となる予定の人がもし仕事をしていれば、社内で葬儀が出たときにどう対処しているかを調べてみましょう。もし数人が手伝いに出るのであれば、数に加えます。

また、喪主の交友関係のうち、親族に不幸があったら知らせなければならないと考えている友人の数を数えます。

親族の数を数えよう

親族の数は、正確に数えることができますね。新たに生まれた孫などを取りこぼしていないか、離縁したのに夫婦と数えていないかといったところに気をつけましょう。

ステップ2 「葬儀に来られる可能性のある人」のリストアップ

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葬儀はどこで行われるでしょうか。葬儀場を特定しなくてもいいのです。故人となる人の家の近くか、はたまた喪主側の家の近くか、自宅ではなく今の住所である福祉施設などのそばで行うかなど、考えてみましょう。

場所を決めたら、そこに来てくれるのは誰かを考えてみましょう。単純な話ではありますが、地理的に遠ければ駆けつけられる可能性は低くなります。知らせなければならない人たちの中から、実際に葬儀に来ることが可能な人をリストアップすることができます。

ステップ3 「葬儀に来てほしい人」のリストアップ

葬儀に来ることが可能な人をリストアップしたら、今度は実際に来てほしい人をチェックします。これは家族みんなで決めるのが理想ですが、見積もりを取り寄せたいだけであれば、ひとまずざっくりと決めてしまいましょう。

友人関係、仕事関係、親族関係それぞれについて精査していくと、「いっそ、友人関係は全て呼ばないようにしようか」など、スッキリした判断ができるようになることがわかるでしょう。リストアップすることで、頭の中が整理されていることと思います。

迷ってしまうのが、姻族側の参列者数です。最近では明確に「あなたは縁者だから来てほしいけど、遠いから旦那さんはお留守番してもらって構いません」「奥さんは子どもとお留守番して、また法事のときにでも来てほしい」などと告げる場合もあります。

まとめ

友人関係、仕事関係、ご近所などの参列を排した葬儀は、昨今「家族葬」と呼ばれます。また、葬儀をせず火葬場で親族が見送るような形式を「直葬(ちょくそう)」と呼びます。関わりある人をリストアップしたら、どのあたりの縁者までをお葬式に呼ぶかを絞り込みましょう。

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奥山晶子(おくやま・しょうこ)
奥山晶子(おくやま・しょうこ)
山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について紹介するライターへ。 著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。現在は葬儀や墓についての知識を足掛かりに、介護、相続、遺品整理など終活関連すべてについて勉強・取材・執筆中。

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